ニューダンガンロンパV3疑問と考察まとめ

この記事はニューダンガンロンパv3の個人的な疑問と考察をつらつらとまとめたものです。明確な答えはまだ出ていません。
個人的な考察を他の人と共有できたらな、という思いで書きました。セリフは少し曖昧なところがあります。読んでくれた人は気軽に修正点や追加点をコメント等で教えてくれると嬉しいです。
随時更新していくつもりです。最終章までのネタバレがあります。最終章までクリアした前提で書いてます。
閲覧は自己責任でお願いします。




↓以下本文



「疑問点→それについての考察」という形で箇条書きしていきます。
既出の考察もあります。ご了承ください。


この考察の大基になっているのは、黒幕白銀つむぎの「半分は本当で、半分は嘘」の発言。つまり、彼女が語ったことについてそのまま受け止めず、推敲する余地はあるはず。
「嘘」とは、真実があってこそ成り立つものである。この考察ではゲームの中で語られる現象すべてを一体どこからが本当で嘘だったのかをいろいろ考えていきたい。



本当に最原終一たちの人格は植えつけられたもので、オーディションの映像時の彼らがオリジナルの人格なのか?
(才能も植えつけたものか?は後述)

まずストーリーの時間軸を整理


つむぎの語る時間軸:

ダンガンロンパ」をリアルフィクションとしてコロシアイ作品を作り続けていた。1.2…52(天海蘭太郎が参加)53(今作)という流れ。
52と53の間にオーディションがあったものとすると、

52→53のオーディション→V3のプロローグ→V3の第1章開幕

となる。

そして、彼らの人格はオーディションのあとに植えつけられたものだとすると、問題となるのはそのタイミング。

つむぎのプロローグの説明では、
プロローグの時点で彼らは「ダンガンロンパ」に参加できることを喜んでいた。つまりプロローグの時点の彼らは、オーディション時のオリジナルの人格である。

では、彼らの「最原終一」としての人格と記憶を、植えつけたのはプロローグの変身シーンだとするならば、

52→53のオーディション→V3のプロローグ(1度目の目覚め)→V3の記憶植えつけ→V3の第1章開幕(2度目の目覚め)

となる。

プロローグ(1度目の目覚め)ーオーディション時の人格と記憶。才能なし。
第1章開幕(2度目の目覚め)ー「最原終一」としての人格と記憶。超高校級の才能あり。



これがつむぎの語るストーリーの流れ。



では、実際のゲーム本編について:

プロローグ時(1度目の目覚め)の彼らが記憶していたことは、
「自分の名前」と「誘拐されたこと」と「何か打ち解けるものはある」、そして「モノクマ」について反応していたこと。
例外として、天海は「16人の高校生」と「予想していた事態」を語っていた。

ここでの疑問:

オーディション時の映像では、オリジナルの彼らは「オリジナルの本名」を言っていた。

しかし、プロローグの記憶を植えつけられる以前から、つまり、1度目の目覚めの時にはすでに「赤松楓」「最原終一」「天海蘭太郎」と自ら名乗っていた。

また、つむぎが言うように彼らが「ダンガンロンパ」の熱狂的なファンであるのであれば、なぜ前回の生存者である「天海蘭太郎」について無反応だったのか?


ここから、プロローグ時の「最原終一」たちは何者なのかという疑問が浮かび上がる。





本当に超高校級の才能は設定されたものだったのか?

疑問点:
獄原ゴン太や春川魔姫、茶柱転子の身体能力の高さは才能の植えつけでなんとかなるものなのか?

また、
今回登場する才能は生まれ持った才能というよりも、経験的に磨かれていく才能では?

→通信簿ではそれぞれがその才能を手に入れるまでの過程が語られている。
(春川魔姫は通信簿で、自分よりも暗殺者の才能がある人物について語っていた)

生まれ持った才能とは狛枝の超高校級の幸運やソニアの超高校級の女王、十神の超高校級の御曹司など。


才能と言われるだけのレベル(推測の域を出ないものです):

最原終一の裁判での推理力は「探偵」としての才能があると十分説得力のあるもの。(苗木誠は霧切響子の、日向創は七海千秋と狛枝凪斗の助言が裁判中多くあった)
4章の、入間美兎の殺意に気づき、それを逆手に取った上でゴン太を操って自分は直接手を下さず事件を起こしたことや、5章のモノクマを陥れるために、これもまた自ら殺人を犯さずに作り上げた犯人不明のトリックをその場で成立させるほどの立ち回りの上手さは超高校級の総統にふさわしい。
他にも、入間美兎の発明品、夜長アンジーのリアルすぎる人形作品も確かに才能と言えるものである。
また、白銀つむぎ自身の瞬時にキャラクターからキャラクターへとコスプレできる能力も明らかに才能の高さを示している。


才能が本当に植えつけられたものであるなら:

才能を植えつけられるほどの技術力を、外の世界は持っているのであれば、つまり、一般人でも才能を手に入れるという可能性がある世界では、才能はより身近なものになり、視聴者たちが望む、見世物としての「超高校級としてのキャラクター」には魅力を感じないのでは?




白銀つむぎは本当にフィクションキャラクターしかコスプレできないのか?


模倣犯という謎の言葉を残した彼女の才能、超高校級のコスプレイヤーは本編中に、赤松楓のコスプレはできないというイベントもあった通り、実在する人物のコスプレをすると赤いブツブツが出てしまうという。


考察:

赤松楓のコスプレをした時のイベントを振り返ってみると、
「赤松楓に服を脱いでもらって、そのまま白銀つむぎが着たら赤いブツブツが出た」イベントであるとも言える。

つまり、白銀つむぎは「赤松楓の本人の服」を着ただけであって、白銀つむぎ自身が「作成した赤松楓の衣装」を着たということはしていない。
つまり、コスプレをしていないとも言えるのでは?

白銀つむぎは、実在する人物のコスプレができないということが嘘であれば、
ダンガンロンパ」の世界もフィクションか、それとも現実だったのかわからなくなる。また、彼女がオーディション時の「最原終一」をコスプレして、オーディション映像を捏造した可能性も出てくるのではないか。




才囚学園について

疑問点:

研究室の存在は何か。ただコロシアイをさせるのであれば、才能を訓練する研究室など必要ない。

死体安置所が存在しない。
これまでのコロシアイの死体はどこにいった?

「長年開かれなかったような空気」や、整備が完成されていない施設、校舎に生い茂る雑草
→コロシアイの重要な舞台である学園で、なぜコロシアイ開始時に完成されていなかったのか?



その他気になった点

思い出しライトの記憶ではなく、
章の始めにある記憶で、
制服を着た最原が「僕はみんなと一緒に死にたいです」という記憶と、制服を着た赤松楓の頭の上に何かの機械がある記憶については説明がない。


屍者の書について:
→モノクマの言動からして本気で生き返らせれるものだった?
スーダン2の弐代ロボのミスリードにすぎなかった可能性もある。



とりあえず以上です。また何か思いついたら追記していきます。